4.0 情報サービス (Gopher.Wais.WWW. ftp.telnet)
最近のインターネット史において、ネットは新しい多用な情報サービスで爆発的に成長しました。 情報検索能力は爆発していますが「利用者側の危険負担責任」は不変に残っています。
4.1 利用者のガイドライン
4.1.1 一般的なガイドライン
□これらのサービスの全ては、他人の所有物である事を覚えておきましょう。 請求書に支払いする人は、利用法を管理する規則を作り始めます。 情報は無料かもしれませんし有料かもしれません。必ず確認しましょう。
□もし情報サービスの形式にまつわる問題がある時には、まず自分の組織内から問題解決を 始めましょう。 ファイル構成:ソフトウェア設定:ネットワーク接続などを確認しましょう。
プロバイダー側の問題とか、プロバイダーの欠点と思う前に、この事を確認しましょう。
□ファイル形式を表す為に用いられる慣習的なファイル名のつけ方がありますが、 このファイル命名法が適用されていると思い込んではいけません。例えば、 「.doc」のファイルは、必ずしもワープロのファイルではありません。
□情報サービスも、 www.xyz.com{「www+ドメイン名」をWWWサーバーとする}のように慣習的な 命名法を使います。繰り返しますが、この命名法を知っている事は役に立つ事ですが
必然的なものとして依存してはいけません。
□あなたのシステムでのファイル名の働き方を知っておきましょう。
□セッション接続中に情報提供を用いられる命名規則に注意を払いましょう。 FTPサイトでは通常「README」という名前のファイルが最初のディレクトリに置いてあり
入手可能なファイルの情報を知らせています。しかし、これらのファイルが最新の内容であるとか 正確なものだと仮定してはいけません。
□あなたが見つけたどのような情報でも、決してそれが最新のものだとか、正確なものだとは 仮定してはいけません。最新のテクノロジーにより誰でも出版できるようにはなりましたが
中には出版に伴う責任を身につけていない人もいる事を覚えておきましょう。
□あなたが現状のセキュリティ(保安)と認証に関するテクノロジーを確信しているのではない限り あるシステムに送る情報はどれでもインターネット上で「白日のもとにさらされ」ながら転送され
ごまかし屋や偽造者に対して無防備である事を覚えておきましょう。
□インターネットは地球を渡り歩くものですから、情報サービスはあなたの属する社会とは 著しく異なった文化や社会、生活様式を反映するかもしれないことを覚えておきましょう。
あなたにとって不快な文章を見つけたとしても、実はそれが許容されている地域から 発信されたものかもしれません。いつでも寛大な心を保ちましょう。
□人気があるサーバーの情報が欲しい時、ミラーサーバーの一覧が提供されていれば 必ず近くのミラーサーバーを利用しましょう。
□あなたが他の人々に拾ってもらいたい書類を預ける為に他人のFTPサイトを利用しては いけません。これは「ダンピング(dumping)」と名ずけられた行為で、一般に受け入れられません。
□あるサイトとの通信に障害が起きて、助けを求める場合には、プログラムの解析を支援する為 出来る限り多くの情報を必ず提供しましょう。
□ホームページのような、あなた自身の情報サービスを立ち上げる時には所属組織のシステム 管理者に、自分の組織ではどんなガイドラインがあるのかを必ず確認しておきましょう。
□人気のあるサイトのシステムの負担を分散する為に、混雑する時間帯を避け 空いている時間にログインする事を考えましょう。
4.1.2 リアルタイム対話サービス(MUD MOO IRC)のガイドライン
□他の環境と同様に、始めは「聞くこと」に徹して、そのグループの文化を知っておくのは 賢いやり方です。
□チャンネルやルームに参加している全員に個別に挨拶する必要はありません。 大抵は、単なる「Hello」とか、そんなもので十分です。クライアントの自動機能を使って
人々に挨拶するのは、受け入れられない行為です。
□大量の情報を送りたい時には、あらかじめ参加者達に警告しましょう。全員がそれを 受け入れることに同意したなら、それを送ってもかまいません。しかし、頼まれてもいない
情報を警告も無しに送りつける事は、メールの場合と同様に悪いやり方とされています。
□あなたの知らない人が、あなたと会話したがっていると思ってはいけません。 あなたの知らない人から個人宛てメッセージ(電子メール)を送るように強制されたと感じた時は
相手が忙しい事、または単にあなたと話しをしたくなかったのかもしれないという事実を おとなしく受け入れる様に心掛けましょう。
□そのグループのガイドラインを尊重しましょう。そのグループの入門手続きを探してみましょう。 関連したFTPサイトにあるかもしれません。
□年齢/性別/居住地のような個人情報を教えるよう、他のユーザーに求めてはいけません。 あなたがもう一人のユーザーと知り合いになった後には、これらの疑問はもっと適切なものに
なるかもしれませんが、多くの人は親しくない人にこれらの情報を与える事ためらうものです。
□あるユーザーがニックネームや偽名を使っている時は、名前を隠したいという本人の 希望を尊重しましょう。たとえあなたがその人と親しい友人であっても、彼のニックネームを
使うほうがより礼儀正しい事です。本人の許可無く本名をオンラインで使ってはいけません。
4.2 管理者のガイドライン
4.2.1 一般的なガイドライン
□複製しても良いものがどれで、複製してはいけないものがどれかを明示しましょう。
□あなたのサイトとあなたの組織で何が利用できるのかを記述しましょう。 全ての一般的方針を必ず明記しましょう。
□情報(特にREADME)を最新に保ちましょう。READMEはplain ascii テキストで提供しましょう。
□あなたのサイトのミラーサイトについて、把握している限りの一覧を明示しましょう。 ミラーサイトが適応できる著作権表示を確実に含めておきましょう。 可能なら、それらの更新予定も一覧にしましょう。
□人気がある(しかも大きい)情報には、それを支えるだけのバンド幅(回線容量)を 確実に持たせておきましょう。
□ファイル拡張子の命名法を使いましょう。 asciiテキストにはtxt:HTML文書にはhtml or htmなど
□転送されるファイルには、出来るだけ最初の8文字だけで一意性のあるファイル名を付けましょう
□情報を提供している時は、必ず何かあなたのサイト独自の情報を提供しましょう。 単にインターネット上のほかのサービスの場所を示すだけの行為は避けましょう。
□断りなく、他のサイトへのポインタ(リンク)を設けてはいけません。
□情報サービスをセットアップするということは、単にデザイン(設計)して インプリメンテーション(構築)を行う事以上のものである事を覚えておきましょう。
メンテナンス(管理営繕)も行わなくてはいけません。
□あなたが提示する書類は、確実に提供組織にふさわしいものであるようにしておきましょう。
□アプリケーションを色んなツールでテストしましょう。たった一台のクライアントでテストを 行ったからといって、全部が上手く動くと思ってはいけません。 また、クライアント群には最も低級なテクノロジーを仮定し、グラフィカルユーザーインターフェース
でしか使えないようなアプリケーションを作ってはいけません。
□あなたの情報について,一貫した展望を持ちましょう。あなたのアプリケーション間で ルック&フィールが確実に同一に保たれる様にしましょう。
□あなたは情報について命長さに敏感になりましょう。時間に敏感な題材には必ず日付をつけ この情報が良く維持されつづける様に絶えず警戒を怠らないようにしましょう。
□輸出制限は国によって異なります。投稿する時には、輸出制限との関連性を必ず理解しましょう
□WWWフィードバックのような方法で情報を求める場合、集めた情報をもとにして何を しようとしているのかをユーザーに知らせましょう。かれらの発言を公表しようとしているときには
たとえ受動的に他のユーザーが利用できるようにするだけにしても あらかじめ人々に警告しておく必要があります。
□ホームページのような、ユーザーの情報サービスに関するあなたの方針が確実に 周知されるようにしましょう。
5.0 推薦文献目録
6.0 セキュリティ(保安)の考慮
7.0 著者のアドレス
8.0日本語版について
以上については省略させていただきました。